虫歯治療

当院の虫歯治療

虫歯

当院では、できる限り痛みの少ない、なるべく削る量を最小限に抑えた体に優しい治療を大切にしています。

痛みが心配で歯科に抵抗を感じる、必要以上に削られることが心配な方もまずは相談だけでも構いませんので、ご来院ください。

痛みの少ない治療のために

治療の際の痛みが苦手で、わかってはいてもついつい歯科医院にいくのをためらってしまうことは多くの方が経験しているのではないかと思います。

痛みの少ない治療をすることは、歯科医院への通院のハードルを下げて、患者さんの歯を守ることにつながると考えています。

だからこそ当院では、痛みの少ない治療のために麻酔時の表面麻酔や細い針の使用などの工夫を行っています。

表面麻酔

麻酔注射の針を刺すときの痛みを和らげるために、麻酔注射を打つ部位に表面麻酔を行います。

表面麻酔を行ってから麻酔注射を打つことで、針を刺すときに痛みを感じにくくなります。

細い針の使用

針を刺すときの痛みは、針の太さと比例します。

当院では針を刺す際の痛みが少なくなるように、細い針を使用して麻酔注射を行っています。

できるだけ削らない、抜かない治療

虫歯

医院によって、虫歯に対する治療方針は大きく異なります。

積極的に虫歯の部分を削る医院もあれば、できるだけ削らないで大切な歯を残す方法を探す医院もあります。

わたしたちは、もちろん削らざるえない場合もありますが、できるだけ最小限の削る量に抑えたり、初期の虫歯であればあえて治療せずに様子を見たりする保存的な治療を大切にしています。

削った歯、抜いた歯が元通りに戻ることはありません。

最近では、歯の健康を保つことが健康長寿を伸ばすと言われており、できるだけ歯を残す方針のもとに治療を行っています。

MIという考え方

2002年にFDI(国際歯科連盟)によって、MI(Minimal Intervention:ミニマルインターベンション)の理念に基づく虫歯治療として5つの定義が提唱されました。

  1. 虫歯の原因となる汚れを取り除いて、口の中の環境を整える
  2. 患者さん自身が虫歯の予防を意識できるように、食事や口の清掃の指導を行う
  3. エナメル質に限定した初期の虫歯は、削らずに再石灰化を促す治療を行って経過をみる
  4. 虫歯治療はできるだけ削らない・抜かない、最小の侵襲で行う
  5. 詰め物や被せ物を最適なものに見直す

MIの理念のもと、虫歯の段階や歯の状態を適切に診断し、治療が必要な際には、できるだけ削らない・抜かない、最小限の侵襲で治療を行います。

また、治療後の管理・予防を継続し、患者さんとともに歯の健康を維持していきます。

段階ごとの治療内容

初期の虫歯

虫歯

歯の表面に着色がみられる状態です。

歯の清掃を徹底し、経過観察します。

エナメル質のみの虫歯

虫歯

歯の表面のエナメル質だけが虫歯になった状態です。

再石灰化を促し、経過観察します。削る必要のある場合は、虫歯の部分だけを削って詰め物をします。

象牙質まで進行した虫歯

虫歯

エナメル質の奥の象牙質まで虫歯が達した状態です。

虫歯の部分を削り、歯の神経を保護して詰め物や被せ物をします。

歯の神経にまで達した虫歯

虫歯

虫歯が歯の神経まで達し、炎症が起こります。

できるだけ神経と歯を残す治療を行います。神経を抜く場合は歯の根の治療をして被せ物をします。

歯の根だけが残った虫歯

虫歯

虫歯が進行し、歯の根だけが残った状態です。

歯の根の治療を行って被せ物をします。状態によっては歯を抜く場合もあります。

根管治療で抜歯を回避できるかもしれません

虫歯

虫歯が神経にまで達してしまったケースでは、通常の虫歯治療ではなく、歯の根を治療する根管治療が必要になります。

根管治療では神経を取り除いたうえで、細菌を徹底的に除去し、蓋をかぶせる治療方法です。

通常の虫歯治療では抜歯が必要と判断された場合でも、根管治療を行うことで抜歯を免れることができる可能性があります。

とはいえ、根管治療は難しい治療のため、しっかりと専門的な治療機器、万全の治療体制で行うか否かで、成功率が大きく変わってくる治療です。

当院の根管治療の特徴

マイクロスコープの使用

マイクロスコープとは歯科用の非常に高性能な顕微鏡です。

歯の神経の通っている根管は極めて細かく、繊細な作業が必要になります。

そこで、肉眼では見ることのできないマイクロスコープを使用することで、繊細な治療が可能になります。

マイクロスコープは歯科全体でもまだまだ導入している医院は少ないのが実状ですが、当院ではより成功率の高い根管治療のために完備しております。

ラバーダムの使用

根管治療の成功率を高めるためのポイントは、いかに清潔な状態で治療を行うことができるかどうかです。

ラバーダムは唾液の細菌などから患部を守り、治療中の感染を防止するために欠かせないものです。

当院では根管治療の際には必ずラバーダムを装着した上で治療を行いますので、ご安心ください。

歯科用CTによる事前検査

根管治療を成功させるには、根管の状態を事前に把握することも重要です。

当院では従来のレントゲンに加えて歯科用CTを用いることで、レントゲンではできなかった3D画像による患部の把握をできる体制になっています。

事前に根管がどのような形になっているのかを確認することで、治療をスムーズに進めることができます。

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